『トンキニーズ』という猫種をご存じですか?名前は知らなくても、こんな雰囲気に似たような猫を見たことがあるという人もいるでしょう。なんだか「シャム猫」にも似ていると思った方もいるかもしれませんね。今回は『トンキニーズ』について解説します。
トンキニーズの性格

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トンキニーズは『好奇心旺盛』『社交的』『甘えん坊』『活発』です。どの猫も遊ぶことが好きではありますが、この猫種は子猫だけでなく成猫になってもよく遊び、お気に入りのおもちゃを持ってきたり、鬼ごっこやかくれんぼをしたりもします。
トンキニーズの大きさ、体重
体重は男の子4キロ〜5.8キロ、女の子3キロ〜4キロといわれています。見た目に反して、抱くと意外と重い印象を受けるでしょう。というのも、筋肉質でがっしりとした体型であるためです。
トンキニーズの毛色は?大人になると模様が変わるの?
トンキニーズは「短毛種」で、色や模様の組み合わせは「12種類」あります。毛色にはプラチナ、ナチュラル、シャンパン、ブルーの4色があります。模様はミンク、ソリッド、ポインテッドです。たとえば、プラチナミンク、プラチナソリッド等となります。
子猫は大人に比べて薄い毛色で生まれますが、 2歳頃には濃くなります。 飼い始めたときに知らず、こうした変化にびっくりする飼い主さんもいるようですね。
トンキニーズの特徴は?うるさいってホント?!

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丸い顔立ちと大きなアーモンド型の美しい瞳。さらに「ミンクのような手触り」と表現される毛並みは、まるで絹のように滑らかで、飼い主さんを虜にするでしょう。
鳴き声は、要求を伝えるためにしつこく鳴く傾向があるといわれます。それを「おしゃべり」だと思って、一緒に会話するくらいの余裕があると楽しく過ごせるのかもしれませんね。
トンキニーズって飼いにくい?どんな人に向いている?
活発で遊び好きな性格なので、子どものいる家庭にも向いています。キャットタワーなどを置いて、上下運動ができる環境も大切です。
甘えん坊で孤独を嫌う猫なので、忙しくて時間がない人にはおすすめできません。もし他にペットを飼っている場合でも仲良く遊べます。
トンキニーズとシャムは似ている?!見分け方は?

出典:adobe stock ※こちらはシャム猫です。
似ているのも当然かもしれません。トンキニーズは、「シャム」(サイアミーズ)と「バーミーズ」のミックスで誕生した猫種です。
見分け方については、目が『サファイアブルー』であればシャム猫です。そうでなければ、トンキニーズとなります。
トンキニーズが気をつけたい病気
▼皮膚疾患
▼尿路結石
▼糖尿病
トンキニーズの寿命、値段
トンキニーズの平均寿命は15歳前後といわれています。猫の平均は14歳程度ですので、少し長生きといえますね。
子猫の値段は20万円~30万円程度になります。
トンキニーズの子猫を迎えたい
ペットショップに必ずいるようなメジャーな猫種ではないため、ペットショップではあまり見かけないでしょう。そのため、ブリーダーさんから譲ってもらうことになります。
トンキニーズの飼育数が少ないため、早めにブリーダーさんやペットショップに相談しましょう。
まとめ
日本でもヨーロッパでもマイナーな猫種『トンキニーズ』について解説してきました。顔については色の雰囲気もだいぶ変わるようで、10年経過したらこんなに変わるの?!とギャップに驚いた声もありました。
またマイナーな猫種であるため、飼っていてもアメショーやスコティッシュフォールドなどと違い、「なにその猫種?」とイマイチな反応をされるんだそうです(笑)
次回は、『猫にも鍼治療があるってホント?!どんな子がやるの?』をテーマにお伝えします。お楽しみに!
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文 / ラカエス花
フリーライター