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シャム猫ってどんな猫?飼うのが難しそう?!


シャム猫は、猫を飼ったことがない人でもアニメやイラストなど、どこかで見たことがあるのではないでしょうか。ディズニーの『わんわん物語』に登場する、シャム猫コンビでお馴染みですね。

カーテンや金魚鉢をひっくり返していたずらをして、レディーに罪をなすりつけるシーンもあるため、意地悪そうなイメージがありませんか?果たしてホントに意地悪な猫でしょうか?!では、シャム猫について猫種紹介をしていきます。

シャム猫の性格は?

出典:Pixabay


『好奇心旺盛』『活発』『賢い』『人懐っこい』『気難しい』といわれています。これまでいろいろな猫種を紹介してきましたが、「気難しい」猫種は珍しいと思いませんか?

猫らしいツンとした一面があるものの、飼い主さんに自分をアピールしたい自己顕示欲が高く、寂しがりな性格だといわれているためです。そんな性格を「わがまま」と感じて、気難しいと表現されるのかもしれませんね。

シャム猫の大きさ、体重 

体重は男の子3~4キロ、女の子は2~4キロ程度です。骨格が細いため全体的にスラリとして、手足は長く、しっぽは細長い猫種です。猫の体型は6タイプありますが、シャム猫は、最も細い体型「オリエンタル」に分類されています。

シャム猫には「2種類」いるってホント?

出典:Pixabay


『モダンスタイル』と『トラッドスタイル』があります。違いをひと言でいうと、顔のかたちが逆三角形であればモダンスタイル。丸顔はトラッドスタイルです。

シャム猫の毛色は?

認められている毛色は『ブルー・ポイント』、『シール・ポイント』、『ライラック・ポイント』、『チョコレート・ポイント』の4種類です。「ポイント」とは、顔や手足、両耳、しっぽなど、体から出ている部分に色がつくことです。

シャム猫の子猫時代は真っ白であることが多く、1歳前後になると本来の色になるため、大きな変化に驚く飼い主さんがいらっしゃいますね。

『シャム猫』と『サイアミーズ』は同じ猫種?

日本では「シャム猫」、海外では『サイアミーズ』と呼ばれています。タイ原産の猫種で、500年以上前からタイの王室で飼われ続けていました。かつてタイは、Siam(サイアム)という国名であったことから、シャムやサイアミーズと呼ばれるようになったというわけです。

シャム猫はおしゃべりってホント?

出典:Pixabay


おしゃべりな猫種の1つにも挙がるほど、シャム猫はおしゃべりです。おしゃべりというのは、『要求を伝えるためや、コミュニケーションとしてニャーニャー鳴いて伝える』という意味です。そのため、うるさいと感じて飼育放棄につながるケースも……。

シャム猫は飼いにくい?どんな人に向いているの?

自宅にいる時間が長い人に向いています。特にとても寂しがり屋であるため、長時間の留守番は苦手です。実は『シャム猫を飼う前に保護猫団体を訪ねる方がいい』という声もあります。というのも、飼ってみたら思いのほか活発(イタズラ)で、ニャーニャー鳴いてうるさく、飼育放棄されることが多い猫種なんだそう。ということは、やはり「飼うのが難しい」といえますね。

シャム猫の寿命

シャム猫の平均寿命は15~20年といわれています。これまでさまざまな猫種を紹介してきましたが、猫全体の平均寿命は14歳程度ですので、長生きする傾向だといえるのではないでしょうか。

まとめ

シャム猫について猫種解説をしてきました。手がかかって大変そう、と思った方が多いのではないでしょうか。しかし、飼い主さんに対してとても愛情深く、忠誠心があり、人の気持ちを察する一面もあるようで、そこがシャム猫の魅力なのでしょう。

次回は『猫に水をたくさん飲んでもらうには?』をテーマにお伝えします。お楽しみに!

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文 / ラカエス花
フリーライター