ねこラム

猫をレンタルできるってホント?!ペットレンタルを徹底解説


『ペットレンタル』をご存じですか?動物をモノのように扱うなんて!と、つい反論する気持ちは十分に理解できます。正直、私も驚いてしまったので、敢えてコラムに取り上げてみました。同棲カップルや子どものいる家庭で人気があるそうです。では、猫の『ペットレンタル』について解説していきます。

レンタルペットとは?

出典:写真AC


猫や犬を一時的に貸してくれる店です。ペットショップやブリーダーであったり、ペットホテルやトリミングサロン、猫カフェと兼業をしてたりするケースが多くあります。

ちなみに、既に他のペット(犬、猫など)を飼育している人はレンタル不可です。

レンタルペットはどんな人が利用するの?

主に、以下4つの目的のどれかに当てはまることが多いでしょう。

●これからペット(猫)を飼おうと検討している人
●ペット(猫)を飼いたいけれど事情があって飼えず、週末だけでも触れ合いたい人
●最近または以前ペットロスをした人
●飼う前にアレルギー反応があるのか確認したい人

ペットレンタル(猫)の仕組みは?

出典:adobe stock


主に2パターンあります。猫レンタル料金に全て含まれるセット(必要なフードやトイレやケージ・キャリー等全て)、もしくは猫レンタル料(ケージ付き)だけ払うシステムです。必要なものがあれば、有料でオプション追加できます。

ペットレンタル、料金はどのくらい?

レンタル料金には幅があり、安い場合にはケージ以外の料金が入っていないこともあります。猫のレンタル料とその他全て必要なものがセットになっていると1泊2日で、5,000円〜7,500円程度になるでしょう。

その他、保証金として10,000円を預けて、何もなければ最後に返金されるシステムをとっている店もあります。

▼レンタル価格
● 日帰り 2,000円
● 1日 3,000円~7,500円 
● 1週間 15,000円~20,000円
● 4週間 35,000円

ペット(猫)のレンタルはどのくらいできる?

出典:adobe stock


お試し30分という短時間から、数時間、1泊、2泊3日、1週間程度が一般的です。いちばん長いところで4週間というのもあるものの、多くのケースでは最長で1週間になります。

もし猫が逃げたり、病気になったりしたらどうなる?

猫ちゃんを借りている間は利用者が管理者です。そのため、病気やケガをして獣医師の診察が必要な場合は『全額自己負担』になります。

また、逃走がないように『完全室内飼い』というルールもあります。脱走または死亡してしまった場合は、損害金として100,000円〜500,000円(税込み)という規約がある店もあるので、レンタルする前にはしっかりと確認しましょう。

レンタルした猫は購入することができる?

レンタルのみが一般的ですが、『お試し』として、一部の店では気に入れば購入可能としている店もあります。レンタルしている多くの店では、純血種を貸しています。

ペットレンタルについて、みんなの声は?

●かわいいから飼うのではなく、飼えるのか確認するという場合はありかもしれない
●本当は飼いたいけど、簡単に飼うという決断ができないからこそレンタルしている
●ペットロスをしてしまい、飼う大変さを理解しているからこそ今はレンタルしたい
●虐待だ!モノ扱いするな
●どうせすぐに捨てられるくらいなら、レンタルの方がまし
●殺処分が減ることにつながるのでは?
●猫のレンタルは、人の人生観をも変える場合もある

まとめ

猫のペットレンタルについて解説してきました。こちらのコラムを読んでくださっている方の多くは、レンタルなんてありえない!と驚かれた方も多いでしょう。私も正直、驚いています。

否定することは簡単ですが、肯定する側の意見も知ってもらおうとコラムにしてみました。

次回は『ソマリってどんな猫?アビシニアンが長毛になっただけってホント?』というテーマでお伝えします。お楽しみに!

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文 / ラカエス花
フリーライター