『シンガプーラ』という猫種をご存じですか?名前からもわかるように、シンガポール原産の猫です。
今回はちょっとマイナーなシンガプーラについて解説していきます。意外な魅力が見つかるかもしれませんよ!
シンガプーラの性格

出典:PAKUTASO
『好奇心旺盛』『人懐っこい』『賢い』『活発』『甘えん坊』といわれています。
飼っている方からは、飼い主さんについてまわるくらい懐っこい。高いところに乗ったり、遊び好きであったりして活発だという声が多くありました。
シンガプーラの特徴
純血種の中で『世界最小』といわれるシンガプーラ。パッチリとした大きな目にしっかりしたアイライン、大きな耳が特徴です。別名「小さな妖精」と呼ばれています。
シンガプーラの大きさ、体重
体重は2キロ〜3キロ程度、特にメスは、成猫になっても2キロくらいしかありません。平均的な猫の体重は4キロ〜6キロ程度なので、スリムで小柄な感じがするでしょう。
シンガプーラの毛色について
毛色は1種類のみです。1本の毛に黒やブラウンの交互になるセピア色をしていて、グラデーションのように見えます。毛並みは滑らかな肌触りをしています。
シンガプーラは肩や膝にのるってホント?!
肩や膝に乗るという声が多くありました。高いところに登るのも得意なので、肩にもぴょんと飛び乗るんだそうです。
身体が小さく身軽なのかもしれませんね。シンガプーラはスキンシップをとるような、甘えん坊の性格が魅力です。
シンガプーラはどんな人に向いている?

出典:PAKUTASO
『小さい可愛い猫』だと思って飼うと失敗するかもしれません。というのは、好奇心旺盛で活発、運動能力もエネルギーもある猫なので、遊んであげられる方やコミュニケーションを取っていきたい方に向いています。
また、家族の中心にいたがるような甘えん坊さんです。そのため、かまってほしくてアピール(イタズラ)することも。
一方で『大人しい』という声も多いので、遊び好きで活発ではあるものの、オンとオフの切り替えがはっきりしているのかもしれませんね。
シンガプーラはよくしゃべる?うるさいってホント?!
シンガプーラはあまり鳴かない猫だといわれているため、全く鳴かないと思って飼うと、細い声でよく鳴くので驚く人も。
やはり猫が鳴くのは当たり前ですし、要求鳴きもします。よくしゃべるというよりも、飼い主さんの言っていることに反応を示す子もいるようです。
シンガプーラを育てる環境は?

出典:写真AC
『シンガポール』が原産国ということで、暑さには強いものの寒さには弱い猫です。特に冬の温度管理に気をつけてください。
また、好奇心旺盛なため、誤飲に注意が必要です。ひもやビニール、小物など誤飲になりそうなものは、必ず片付けるようにしましょう。
さらに『大きな音』が苦手なので、なるべく静かな環境を用意してください。
シンガプーラの気をつけたい病気
▼ピルビン酸キナーゼ欠損症
▼特発性膀胱炎
▼特発性顔面皮膚炎
▼進行性網膜萎縮
定期的に動物病院で健康診断を受けて、健康状態には気をつけましょう。
シンガプーラの寿命や値段
寿命は11年〜15年といわれています。猫の平均寿命を14歳程度とすると、やや短めな子も長く生きる子もいるので、個体差が大きいといえるでしょう。
シンガプーラの値段相場は、18万円〜25万円程度となっています。
まとめ
世界最小といわれる『シンガプーラ』について解説してきました。やはり、肩や膝に乗るような人懐っこさが魅力でしょう。ただし、活発でエネルギッシュな猫種であることを忘れてはいけません。
シンガプーラは『アビシニアン』にも似ているといわれるので、子猫をお探しでしたら候補に入れてみてはいかがでしょうか。
次回は『猫をレンタルできるってホント?!ペットレンタルを徹底解説』というテーマでお伝えします。お楽しみに!
—–
文 / ラカエス花
フリーライター