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ペルシャってどんな猫?ワガママな性格ってホント?


『猫の王様』とも呼ばれるペルシャ。見た目の優雅さや華やかさから「いつか飼ってみたいな」と憧れている人もいるのではないでしょうか。王様と呼ばれるということは、ワガママそう?!今回は『ペルシャ』について、解説していきます。

ペルシャの性格

出典:写真AC


『優しく』『とても静か』『マイペース』『愛情深い』といわれています。ただし、毛色によって性格に違いがあるようです。

例えば、シルバーやゴールデンのペルシャは「プライドが高い」傾向があります。タビーならば「物怖じしない性格」であることが多いようです。ワガママというのはイメージであり、そんなことはないようですね。

ペルシャの大きさ・特徴

男の子は3.5キロ〜5.5キロ程度、女の子は3〜5キロといわれています。体格は胴が短く、骨太でがっしりとしています。

特徴は『鼻ぺちゃ』であること。そして『運動量が少ないこと』が挙げられます。静かで穏やかな雰囲気を好む猫です。

いつも足元に付きまとうような懐っこさはあるものの、「全く触らしてくれないこともある」という声もありました。

そして、毛並みのゴージャスさや優雅さはペルシャの最大の魅力でしょう。特に長くて絹のような被毛は、なめらかで高級感があります。

ペルシャの毛色や種類は?

出典:Pixabay


毛色はすべての色や模様で認められています。ホワイト、ブラック、クリーム、レッド、ブルーといった単色、タビー(しま模様)、シルバー&ゴールデン、白色と組み合わせたバイカラー、根元が白で毛先が別の色などがあります。

ペルシャを飼うのは大変?どんなお手入れが必要?

ペルシャだからこそ、必要なお手入れといえば、2つあります。まず1つ目は、こまめな『ブラッシング』や『シャンプー』が必要です。

毛は柔らかく絡みやすい毛質です。さらに「ダブルコート」と呼ばれる二重構造になって、夏と冬の換毛期には『抜け毛』がとても多くなります。

2つ目は『目のケア』です。ペルシャは鼻がつぶれているため、鼻涙管が圧迫されて『涙がたくさん出やすい』猫種です。そのため、涙を頻繁に拭いてあげたり、目ヤニをとってあげたりといった、丁寧なお世話が必要になります。

ペルシャはどんな人に向いている?

猫と静かに過ごしたいタイプの人に向いています。あまり運動が得意ではなく、静かな環境でマイペースに過ごすことを好む猫です。

そのため、小さいお子さんがいるような、にぎやかな環境には向いていません。一人暮らしや夫婦二人暮らしなど、落ち着いている家庭の方が適しています。

ペルシャとチンチラは何が違うの?

出典:PAKUTASO


チンチラを猫種だと思っていませんか。実は『ペルシャ』の中の一種に、「チンチラ」という種類があります。ただし、海外では少数ながらチンチラという猫種で登録しているところもあるようです。

特にペルシャ猫の中で、ゴールドやシルバーの毛色を持ち、毛先の1/5程度に黒色がついているものを「チンチラ」と呼んでいます。つまり、ペルシャの中で「毛色の種類」によって分類されているわけです。

ペルシャ(子猫)の値段はどのくらい?

平均価格は20万円前後になります。キャットショーにでるような美しい容姿の家系であったり、血統書付きであったりすると、30~40万円位であることも珍しくありません。

ペルシャの中でもチンチラは人気があるため、比較的簡単にブリーダーさんを見つけられるでしょう。

まとめ

ペルシャについて解説してきました。筆者が小学生のとき、友人宅で飼われていた猫が「チンチラ」でした。

離れたところから見ても、輝くようなオーラがあり、引きこまれるような美しい猫を見た、という記憶が残っています。それと同時に、すぐに逃げてしまった記憶も……(笑)

次回は『キャットショーに行きたい!見学ってどんな感じ?』をテーマにお伝えします。お楽しみに!

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文 / ラカエス花
フリーライター