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猫が飼い主さんに『タッチ』する理由は?その行動に隠された意味とは


愛猫が前足を器用につかって、飼い主さんに『タッチ』してくることはありませんか?もしくは、急にタッチしたと思ったら「猛ダッシュで逃げる」なんてことも?!ときには、今はやめてくれ〜と困る場面もあるでしょう。

このような「行動」には、どんな心理が隠されているのでしょう?では、それぞれ解説していきます。

猫が飼い主さんに「タッチする」理由は?

出典:adobe stock


考えられる理由はいくつかあります。

▼要求を伝えるため
『お腹すいた〜』『トイレそうじしてよ〜』というように、何か「要求」を伝えたいときにタッチすることがあります。

▼注目してもらうため
『ちょっとこっち見てよ』と飼い主さんに「注目」してもらいたいときにすることも。タッチだけでなく、飼い主さんがパソコンに向かっているときにも、わざと横切って邪魔をするというのは、「猫あるある」な話ですよね。

▼愛情表現
『大好きだよ〜』と伝えているのでしょう。飼い主さんの身体の一部に手をちょこんと乗せることはありませんか。膝の上に乗るわけでもなく、隣でごろんと休んだと思いきや、ちょこんと最後に手を乗せて眠りはじめることは珍しくないでしょう。

▼拒否している
『近づかないで〜』と手を伸ばしていることはありませんか。例えば、猫に真正面から顔を近づけると、手をびろ〜んと伸ばし、飼い主さんの顔を抑えて「抵抗する」というシーンは、猫あるあるな光景でしょう。そんな抵抗がちょっとカワイイですが、すぐにやめてあげてくださいね(笑)

どうして飼い主さんに「タッチ」して逃げるの?まるでピンポンダッシュ?!

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飼い主さんが作業などしていると、後ろから不意に愛猫がタッチして、ビューンと「猛ダッシュ」して逃げることはありませんか?この行動は『遊ぼうよ〜』と飼い主さんを誘っています。ヤンチャですよね。

そんなときは作業を一旦止めて、『鬼ごっこ』を始めちゃいましょう。『かくれんぼ』もいいですね。愛猫にタッチしたら、飼い主さんは猛ダッシュで逃げて、隠れてみてください。一生懸命に探してくれますよ。

愛猫のちょっと困る『そのタッチ!』みんなの体験談

・夜になると私の足に、タッチ?みたいな事をして猛ダッシュで逃げていきます。
・朝、飼っている猫が起こしに来てくれるのですが、顔をやたらタッチされます。
・初めは肉球の所でペタペタ叩く?というか置くのを繰り返すのですが、反応しないでいると爪出してきてました。
・人の顔をプニプニ叩いて起こしてきます。知らん顔をしていると、手に噛み付きます。
・構って欲しい時なんかに、『ねえねえ、』って感じにポンポンとされます。

猫が「ちょんちょん」するのはなぜ?怖いのか?

出典:写真AC


愛猫が前足で「ちょんちょん」と何かに触るようすを見たことがありますか?実は怖がっているのではありません。比較的『小さいもの』であり、『触ってもキケンがない』と判断していることが多いものです。

逆に対象物が『大きいもの』だと「ちょんちょん」はしません。多くの場合、何かに対して警戒したようすを見せるでしょう。

まとめ

猫が『タッチする理由』について解説してきました。しぐさに隠された「猫のきもち」がわかったのではないでしょうか。

我が家の愛猫は、小さなクモなどに対して、ちょんちょんやっているのをよく見かけます。怖がっているのかと思っていたら、キケンがないと判断してのことだったのかと、謎が解けてスッキリ(笑)

今ちょうど、このコラムを書いている背後から、愛猫がぴょんとジャンプして背中にタッチして、『にゃあぁ〜』といっています。ということで、しばらく注目してあげることにします。

次回は『ペルシャってどんな猫?ワガママな性格ってホント?!』というテーマでお伝えします。お楽しみに!

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文 / ラカエス花
フリーライター