世界で最も猫が飼われている国はどこでしょうか?日本は何位だと思いますか?また、世界の人気猫種も気になるところ。今回は世界の猫事情、世界でいちばん○○な猫は?というテーマで解説していきます。
世界でいちばん飼い猫が多い国は?

出典:adobe stock
Statistaの2017年の調査によると、人口に対して猫を飼っている人の割合が多い国ランキングは以下の通りです。このデータは猫の数ではなく、人口に対する猫の割合であることに注意してください。
1位 ロシア(59%)
2位 アメリカ(43%)
3位 アルゼンチン(41%)
4位 イタリア(40%)
5位 フランス(39%)
6位 ベトナム(39%)
7位 ブラジル(36%)
8位 タイ(33%)
9位 イギリス(32%)
10位 ドイツ(26%)
11位 トルコ(19%)
12位 インド(18%)
13位 中国(16%)
13位 日本(16%)
15位 韓国(9%)
圧倒的?!なぜロシアでは猫が多いの?

出典:adobe stock
猫の飼い主がいちばん多いランキング1位のロシアは猫好きが多いのでしょうか?実はロシアでは何世紀にもわたって「猫は幸運」とみなされてきました。猫を飼うこと、特に人が入居する前に猫を迎え入れることで幸運をもたらす、と言われている背景があるためです。ロシア国民の半分以上が猫を飼っている国だといわれているだけあって納得ですよね。
意外だった?!飼い猫が多い国々から考えられる背景とは?
ランキングを見ると意外な国々が並んだことに驚いた方もいるでしょう。3位のアルゼンチンは「ペット可の物件が多い」ことで飼育数が多いということが考えられます。
日本で猫を飼う場合、多くの人は「可愛い」「癒される」という理由で飼いますよね。国によっては、富裕層が増えたことでペットとして猫を飼う人が増えていると考えられます。
その他、トルコのように「イスラム教と猫」の関係も見逃せない点です。イスラム教では猫を神聖な生き物として扱います。イスラム教が大部分を占めるトルコなら納得の結果かもしれませんね。
世界で最も人気のある猫種1位は?ランキングTOP10

出典:adobe stock
猫好きのみなさんは、日本のランキングは大体把握しているのではないでしょうか。一方、世界ランキングはどうなのか気になりませんか。
アメリカに本部を置く、世界最大の純血種の猫登録団体「CFA」の調査によると、2021年に発表されたランキングは下記の通りです。
【世界の人気猫種ランキングTOP10】
1位 ラグドール
2位 エキゾチック
3位 メインクーン
4位 ペルシャ猫
5位 ブリティッシュショートヘア
6位 デボンレックス
7位 アビシニアン
8位 アメリカンショートヘア
9位 スコテッシュフォールド
10位 スフィンクス
日本では珍しい猫種もいくつかランクインしていますね。デボンレックスやスフィンクスはペットショップを含め、実際にお目にかかる機会がない猫種ではないでしょうか。あくまで純血種の話なので、実際はどこの国でも雑種が多く飼われているのでしょう。
まとめ
世界の猫事情をお楽しみいただけましたか?猫が最も多く飼われている国はロシア、アメリカ、アルゼンチン、イタリア、フランスと続きましたね。
筆者の滞在するフランスでは、中型サイズのスーパーであっても、キャットフードや猫砂の売り場が広いことに驚きます。その背景には、猫を飼う人の割合が多いこともあげられるのかもしれません。
次回は「掃除機かけるだけじゃダメ?!キャットタワーのお掃除のきほん」というテーマでお伝えします。お楽しみに!
—–
文 / ラカエス花
フランス在住ライター