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フランスで人気の猫種とは?


フランスでいちばん多く飼われているのは「雑種」です。前回のコラムでもお話しましたが、フランスで猫を飼う人の9割は人からもらったり、拾ったりしています。

一方で純血種も年々人気が高まっています。日本で人気1位の「スコティッシュフォールド」はフランスでも人気でしょうか?それでは「フランスで人気の猫種ランキングTOP 10」や「純血種を迎え入れる方法」、「ペットショップ事情」について詳しく解説していきます。

フランスでいちばん多く飼われている純血種は?

出典:adobe stock

フランスで純血種を管理する団体「LOOF」の調査によると、2020年の人気の純血種ランキングTOP10は以下の通りです。

1.メインクーン
2.バーマン
3.ブリティッシュショートヘア / ロングヘア
4.ベンガル
5.ペルシャ / エキゾチック
6.ラグドール
7.シャルトリュー
8.スコティッシュフォールド / ハイランドフォールド
9.サイベリアン
10.ノルウェージャンフォレストキャット

日本では人気猫種に「マンチカン」「アメリカンショートヘア」「ロシアンブルー」がTOP10に入りますが、フランスでは稀な猫種です。人気の傾向としては優雅さや、長毛種が好みという印象を受けます。

約10年前の人気ランキングは?

(左からシャルトリュー、エキゾチック、メインクーン)
出典:adobe stock

2010年の人気猫種の1位は「ペルシャ」「エキゾチック」、2位は同じくらいで「メインクーン」や「バーマン」、4位は「シャルトリュー」、5位は「ブリティッシュショートヘア・ロングヘア」となっています。

筆者が飼っている「ノルウェージャンフォレストキャット」は2010年に6位、現在は10位に下がりました。日本では現在、ランキング上位に入る猫種です。

(ノルウェージャンフォレストキャット。よくメインクーンに間違えられます。)

さて、人気1位を獲得した「メインクーン」は大型猫種で、体重はオス8キロ、メス6キロくらいです。一般的に大型猫種は穏やかな性格の子が多く、初心者にも飼いやすいといわれています。

「ノルウェージャンフォレストキャット」も大型猫種。「犬のような猫」といわれているだけあって、おおらかです。来客がくると一目散に逃げるどころか、自分から近寄っていきます。

フランスで純血種を飼うには?

「ペットショップ」または「ブリーダー」から買います。保護団体に純血種がいることもありますが、何か問題を抱えていたり老猫であったりする可能性もあるでしょう。実はフランスには、犬猫を売るペットショップがほとんどありません。大都会パリですら、数えるほどしかないのです。

今後はフランスからペットショップが消える?

フランス政府は2024年1月より、ペットショップで犬猫の店頭販売を法律で禁止することを決めました。その背景にはペットの衝動買いを防ぐ目的もあります。一方で、ウサギやモルモットなどの小型動物には適応されません。

まとめ

フランスの人気猫種を紹介してきました。日本で人気の「スコテッシュフォールド」ですが、フランスでは「メインクーン」の方が圧倒的に人気があり、人気傾向が少し異なることがわかりましたね。

2024年以降、ペットショップで猫の販売は禁止されるため、純血種を飼うときは、ブリーダーか保護団体からもらうことになります。

残念ながら近年はペット詐欺も増えたようで、筆者自身も被害者のひとりです。今後、フランスで純血種を飼いたい方は、どこで、どんな人から迎え入れるのか、よく調べることをおすすめします。

次回は「賃貸物件でも猫が飼えるって本当?!フランスのペット事情」というテーマでお伝えしていきます。お楽しみに!

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文 / ラカエス花
フランス在住ライター