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家族として猫を迎えるときの選び方②短毛種と長毛種のどちらがいい?


猫といっても、短毛と長毛では大きく雰囲気が異なりますよね。それぞれに魅力があり、どちらを飼いやすいと感じるかも好みが分かれるところです。特徴や性格、グルーミングの頻度などの違いを先に知っておくことで、迎える猫さんを決めやすくなるかもしれません。そこで今回は、猫を迎えるならば「短毛か長毛か」という2つ目のポイントについて、複数の観点から解説しますので参考になさってください。

短毛種の性格や特徴

・本来猫は短毛。
・長毛と比べて野生動物の特質を多く残しており、一般的に動きが俊敏、遊びが好きで性質も活発とされる。
・猫特有のボディーラインが美しい。
・外見や毛質、毛の感触もバリエーションに富む。
・品種によっては運動量が多く、満足できるよう遊びの工夫が必要。
・成猫になっても2~3kg程度の品種もあり、子猫の雰囲気を残す猫もいる。
・短毛でも毛は抜ける。(長毛よりも飛び散りやすい)

短毛種のグルーミング

・基本的にはセルフグルーミングで十分。(健康な室内飼いの猫であれば、そこまで汚れることはなくシャンプーも不要)
・飼い主によるグルーミングの主な目的は、換毛期の抜け毛取りや汚れ落とし、艶出し、マッサージ、健康状態のチェック。
・ただし、短頭種は顔が汚れやすいため、定期的なケアが必要。

長毛種の性格や特徴

・突然変異で生まれた猫を品種改良して生まれたもの。
・一般的に、温厚な性質を持っているとされる。
・見た目がゴージャスな猫が多い。
・あまり高所に登らない、大声で鳴かないなど、猫本来の特性が薄い猫もいる。
・被毛の長さや毛量は季節によって異なり、品種によっても差がある。
・抜け毛のボリュームが多く、日々掃除が必要。(長い毛は舞いやすく、目や口に入ることも)
・毛玉を吐く頻度が多い。
・成猫になると7~10kgとかなり大型になる品種もある。

長毛種のグルーミング

・年間を通じて長毛を清潔に保つには、飼い主によるケアが欠かせない。
・日々のブラッシングに加えて、汚れが目立つときにはシャンプーも必要。(長毛の場合は、排泄物や食事の汚れが毛に付着しやすい)
・ケアが足りないと、毛がもつれて毛玉だらけになったり、頻繁に毛玉を吐いたりしやすい。(シニアになると、セルフグルーミングの頻度も減る)

毛が薄いと逆にケアが大変な場合も

わが家には「デボンレックス」という少し珍しい品種の猫がいます。基本的には短毛種ですが、オーバーコートがなくアンダーコートだけのため、被毛が薄めです。そのため、皮脂が出やすく、短毛でありながら定期的なシャンプーや蒸しタオルによる汚れ落としなどのケアが必要です。

デボンレックス

また、「スフィンクス」というほとんど被毛がない品種では、皮膚にシワが多くさらに皮脂も溜まりやすいため、こまめなシャンプーで清潔を保ってあげなくてはなりません。また、毛が薄い猫は寒がりなことも多く、冬場には風邪防止のために服を着せるなどのケアが必要になってくる場合もあります。

初心者に飼いやすいのは短毛種だが例外もあり

お手入れの頻度が少ないのは短毛種です。長毛種と比べて、活発で遊び好きな傾向はありますが、全体的にみて初心者に飼いやすいのは短毛種でしょう。ただし、短毛種といっても、短頭種や毛が薄い猫の場合は、特別なケアが必要になってきますので、あらかじめ調べておくことをおすすめします!

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文/こしあんブルー
愛玩動物飼養管理士2級
キャットケアスペシャリスト