ねこラム

家族として猫を迎えるときの選び方①子猫と成猫のどちらがいい?


猫を迎えたいけれど、どのように猫を選べばいいのか悩んでしまうという方も多いことでしょう。家族として猫を迎えるときの選び方には「オスかメスかの性別」のほかに大きく、「子猫か成猫か」「純血種かミックスか」「短毛か長毛か」という3つのポイントがあります。猫報ではこれから3記事に分けて、ポイントをひとつずつ紹介していきます!

今回は、「子猫か成猫か」という1つ目のポイントについて、メリットや注意点などを交えて詳しく解説しますので参考になさってください。

猫の6つのライフステージ

最初に、猫のライフステージについて理解しましょう。猫のライフステージは年齢によって次の6つに分かれます。

 

ライフステージ 猫の年齢 人間の年齢にした場合
子猫期 〜生後6ヶ月 0〜10歳
青年期 7ヶ月〜2歳 12〜24歳
成猫期 3歳〜6歳 28〜40歳
壮年期 7歳〜10歳 44〜56歳
中年期 11歳〜14歳 60〜72歳
老猫期 15歳〜20歳 76〜96歳

子猫を迎えるメリット

子猫を迎えることには、次のようなメリットがあります。

・見た目や動きが愛らしい
・成長を見守る楽しみがある
・飼い主になつきやすい
・歯磨きやシャンプーなどの手入れをしつけやすい

子猫を迎える際の注意点

子猫を迎える際には、次のような点に注意が必要です。

・食事回数が多いなどお世話に手間がかかる
・体調が安定しておらず、健康管理に気が抜けない
・やんちゃで落ち着きがない場合もある

特に、授乳期や離乳期の子猫では頻繁なお世話が必要です。生まれたばかりの子猫の場合は保温に気を配り、猫用ミルクを1日8回程度与え、さらに排せつも手伝ってあげなくてはなりません。離乳食に切り替える時期は、生後4週前後です。生後2カ月頃からはワクチン接種も必要です。

子猫の「社会化」にも配慮

猫の社会化期は、生後2~3週目から9週目くらいだといわれています。この時期に親猫や兄弟猫とのふれあい、人間との接触が十分に行われると、その後の問題行動の低減につながるとされています。純血種の場合はキャッテリー経由で入手する場合も多くありますが、その際にも社会化がしっかりと図られた後に譲渡を受けるのが適切です。信頼できるキャッテリーでは、社会化がしっかりと図られて子猫の体調も安定してくる生後4カ月~4カ月半頃の譲渡を基本にしていることが多いでしょう。

生後5カ月頃の子猫

生後5カ月頃の子猫

成猫を迎えるメリット

成猫期とは、3~6歳頃までを指します。すでに成猫になった猫を迎えることには次のようなメリットがあります。

・食事や排せつの頻度が減り、子猫よりも手がからない
・比較的体調が安定している
・落ち着いた生活ができる
・一人暮らしや仕事がある人にも飼いやすい

多くの猫が、2歳まではやんちゃで活発で、まだまだ子どもです。飼い主さんに大事に育てられた猫は、その後もずっと赤ちゃんのように甘えてくる場合も多くあります。

成猫を迎える際の注意点

・なつきにくい場合もある(社会化期に人間との接触がなかった、接触はあっても悪い経験だったなど)
・成猫からのシャンプーや歯磨きなどのしつけは難しい
・外見や性格に大きな変化が起きにくい(外見の成長は12カ月前後でほぼ止まる)

シニア猫を迎えるという選択肢も!

成猫期を過ぎた7歳以降の猫は、シニア猫と呼ばれ始めます。シニア猫の中にも3つの区切りがあり、7~10歳までを壮年期、11~14歳までを中年期、15~20歳までを老猫期と呼びます。健康な猫であれば、壮年期でもまだまだ元気です。あえて8歳の猫を保護施設から迎えられた60代のご夫婦を知っています。落ち着いた静かなライフスタイルを望む場合は、成猫期を過ぎた猫が最良のパートナーになってくれるかもしれません。

———
文/こしあんブルー
愛玩動物飼養管理士2級
キャットケアスペシャリスト