ねこラム

猫の視力はどれくらい?見える色を知って愛猫ともっと仲良くなろう


猫といえば吸い込まれそうなほど大きな瞳が特徴ですが、その視力がどのくらいかご存じですか?また、猫の目の見え方は人間とは大きく異なることも知っていますか?いきなりですがここで質問です。次の2つのうち、猫が認識できるとされている色はどちらでしょうか?

赤い色

青い色

今回の記事では、猫の視力や目の特徴、そしてこの質問の答えについて、しっかり解説していきます。

猫の視力は人間より悪い

猫は近視で、視力も人間の10分の1から数分の1程度です。視界はぼやけていて、静止物を認識できるのも、10メートル程度までとされています。つまり、決して視力がいいとはいえないのです。しかし、猫が何の問題もなく日常生活を送れているのは、なぜなのでしょう。理由は、猫の場合は主に聴覚から情報収集しているためです。猫は情報の約4割を聴覚によって得ており、視覚に頼る割合は2割程度とされています。反対に、約8割を視覚に頼って生活しているといわれます。

猫の目のここがすごい!

前述の説明だけでは、猫たちからクレームがきそうですので、猫の目のすごさについてもご紹介します。猫の目は、次の3点においてとても優れています。

暗闇でも見える

猫は人間が必要とする光量の6分の1程度の明るさでも物体を認識できるため、暗闇でも行動できます。猫の網膜の下には「タペタム」と呼ばれる反射板の役割をする組織があり、わずかな光でも効率よく利用できる構造になっています。(言い返せば、猫の目は非常に敏感で強烈な光には弱いため、撮影時にフラッシュを焚くのはやめましょう!)

視野が広い

猫の視野は人間より広く、285度もあるといわれています。目が頭の左右についている犬と異なり、猫の場合は2つの目が顔の前面に並んでいるため、両目でピントの合う範囲も130度と広めです。視軸の角度は20度だそうです。

対象の動きを捉えるのが得意

両目でピントが合う範囲が広い猫は、対象の動きを捉えるのが得意。静止しているものへの認識力はあまり高くありませんが、動いているものについては20メートル以内の獲物までの距離をきわめて正確に測定できます。猫が一流のハンターと称されるのも納得ですね。

猫が認識できる色は「青」と「緑」

光の3原色のうち、猫が認識できるのは「青」と「緑」であり、「赤」は認識できないとされています。前述のように猫は五感のうち主に聴覚から情報収集していますので、赤いおもちゃだと無視されるということはありませんが、反応が薄まる可能性はあります。

愛猫のおもちゃを青色にしてみた!

これまでさまざまな猫おもちゃを試してきたわが家ですが、結局一番人気なのは、シンプルな「ゴム紐遊び」。今まで赤やピンクだったゴム紐を青色に変えてみたら、どうなったでしょうか。

「むむっ」

「良く見えるにゃー!」(??)

さっそく試してみたところ、想像以上にテンション高く遊んでくれました。新しい紐への一時的な興奮かとも思われましたが1カ月近く経ってもこの紐が大好きで、収納しているクローゼットを開閉するたびに催促してきます。買い替えるタイミングで、愛猫のおもちゃを青か緑に変えてあげるのも手かもしれませんね。

猫の目の世界を知ればもっと仲良くなれる

紹介したように猫の目の世界は人間のそれとは異なります。猫の目の特徴を知ってあげることで、猫をより夢中にさせる遊び方に誘いやすくなります。猫の視覚や色覚にはまだ不明点があるのが現状ですが、一説によると嫌いな色もあるとされていますので、ご興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか。

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文/こしあんブルー
愛玩動物飼養管理士2級
キャットケアスペシャリスト