ねこラム

題名のない猫物語20〜猫の耳たぶ吸い〜


レイラに耳たぶを吸われ続けて

とうとう、ギブアップです!
セルカークレックスの仔猫レイラに朝晩耳たぶチュウチュウをされる日々で、私の右耳たぶは期待していた福耳になる前に炎症が重症化してしまい、我慢と辛抱の限界の日を迎えてしまいました。

パンパンに赤く腫れ上がった耳たぶにはもはや耳たぶの柔らかさはなく、小豆の粒が入っているように硬くなり、横に変形し始めました。(縦なら福耳?)
触れなくてもジンジンと痛みがはしり、自分の指で摘んだだけで「痛い!」と感じる程です。
そもそも耳たぶはつねっても痛くない程に神経の少ない身体の部位なのに…(泣)
勿論、毎日軟膏を塗り、耳たぶのケアーをしていましたが、仔猫は日々成長しているので吸引力も増すばかり。耳たぶへのダメージも右肩上がりに増していきました。

以前、獣医さんに耳たぶ吸いのことを相談したところ、猫に人の身体で遊びをさせる癖をつけない方がよいですよ、と言われました。専門家の意見は聞くものですね。
育児放棄した母猫へのレイラの依存心を考えると不憫に思い、耳たぶぐらいならばと…。
そして、痛みと不眠との戦いは2ヶ月を過ぎようとしていました。
乳離れの時期もそろそろだろうと痛みを我慢していましたが、私が止めさせる手立てを考えない限りエンドレスに続くかもしれないと不安になり、ようやく重たい腰を上げました。

猫は叱って聞かせてもわかってくれない習性があるといいますが、先住猫達は「これは駄目です!」と少し強い口調で何度か言い聞かせると、いうこと聞いてくれます。
レイラはいけないとわかっていてもお構い無しな性格なので、物理的な方法を考えることにしました。
まずは耳当てをして耳たぶを防御しました。呆気なくその方法は破られました。
前足と顔で耳当てを器用にずらしてきたのです。
次は、舐めても害のない苦いクリームをたっぷり耳たぶに塗りました。呆気なくペロペロ舐められチュウチュウが始まりました。
そして、一番期待していなかった「絆創膏で耳たぶを防御する」という方法で、ようやくレイラは諦めたのです!

小さな箇所に貼るタイプの楕円形の絆創膏が決め手でした。

いつものようにベッドに入りゴロゴロと喉を鳴らし耳たぶに近寄りパクッとくわえたレイラは、「???」と耳たぶを離しました。
そして再びペロッと舐めましたが、「え?違う?これはパイパイじゃない!」と思ったのか、今度は絆創膏を貼っていない反対の耳たぶの方へ顔を近づけました。ところが、すぐにプイっと方向転換をして体を丸めて寝始めました。猫の不思議な習性として自分の吸うパイパイを一箇所に決めるというものがあるそうですが、本当でした!容易に諦めてしまったのです。
意外に呆気なく…。成功の喜びよりも置いて行かれたような一抹の淋しさを覚えました。

耳たぶが完治するよりも前に、絆創膏を貼らずにレイラと寝てしまいそうです。