ねこラム

題名のない猫物語11〜シャンプーとトリミング〜


ティコとシャンプーとトリミング

さて、エキゾチック・ショートヘアのティコは、短毛種でありながらも、ペルシャの血統が濃いのかセミロングでモコモコです。存在感があって素敵なのですが、脂性でブラッシングだけではふけがとれません。初めの数年間は家で丸洗いしていたのですが、シャンプーしてからしっかり乾かすまでの工程を、嫌がる子達を相手に行うのには一苦労でした。そこで、
ある時期から定期的にペット・サロンでシャンプーをお願いするようになりました。

そのうちに、ワンちゃんのようにトリミングをしてもらいたい、という憧れもあってサロンでサマーカットをお願いしましたが、後悔しました。無様な姿で戻ってきたからです。
犬と違って猫は長い時間おとなしくじっとしていることが苦手なので、トリミング自体が難しく、「サマーカット」というのはバリカンにだけ頼るカット方法になるため、仕上がりは頭以外、貧相な全身ハゲ・スタイルです。そして、早く毛が伸びますように、と願う日々を過ごしました。

3年程前、引っ越した家の近くで、猫のトリミングもちゃんとしてくれるペット・サロンがあると知り、行ってみることにしました。他人に対して警戒心が強いうちの子達は、病院やペット・サロンではいつも緊張しています。特に病院では、先生に「フゥーッ」と威嚇をする時すらあります。飼い主である私も、今度はどのような仕上がりになるのだろう、と緊張しながら新しいペット・サロンに向かいました。

トリマーのお姉さんに笑顔で迎えられました。これはごく普通なシチュエーションですが、その後が今までにはない展開でした。
二匹とも、明らかにいつもよりリラックスしているのです。そのバロメーターは、彼らの小さな息づかいの速さと手足の力の入れ具合です。
二匹はトリマーのお姉さんに素直に抱かれ、奥の部屋へと連れていかれました。この時点で、この「猫使い」のトリマーさんに任せて安心だと確信しました。

数時間後お迎えに行き、予想を超えた仕上がりに驚きました。まず、ハゲではありません。それぞれに違うカットをお願いして、希望どおり、いや、それ以上でした。カメオはロング・ヘアーをいかしながら、清潔感を保つために部分的には短く、形よくカットしてもらい、ティコには、単なるハゲではない短毛種的な短かめのカットをして欲しいとお願いしていました。満足の仕上がりでした。
そして、家に戻ると、ストレスを感じた様子もなく普段どおりに過ごしていたのでホッとしました。「猫使い」のトリマーのお姉さんに感謝です。今もお世話になっています。