ねこラム

猫にも血液型があるってホント?品種や地域による違いは?


愛猫の血液検査を行ったことはあっても、血液型の検査を行ったことがある飼い主さんは少ないのではないでしょうか。実は、人間と同じように猫にも血液型が存在します。ただし、存在するのはA型とB型、そして非常に珍しいAB型のみ。人間に多いとされるO型は猫にはいません。猫の血液型は品種や地域によって大きく異なる傾向にあり、それぞれについて見ていきましょう。

ほぼA型の品種も

猫の血液型は、基本的にはA型かB型かに分かれますが、純血種ではA型を有する猫のほうが多い傾向にあります。たとえば、アメリカンショートヘアやロシアンブルー、シャム、トンキニーズはほぼA型、ラグドールやメイクーンも高確率でA型です。一部ですが、B型が多い品種も存在します。ブリティッシュショートヘアやデボンレックス、ターキッシュバンなどではB型の割合が多くなります。

B型が多いデボンレックスには、珍しいAB型の子も!

B型が多いデボンレックスには、珍しいAB型の子も!

日本で多いのはA型

イタリアの研究者が世界の雑種猫を対象に行った調査によると、日本ではA型の猫が多く、B型が少ないとされています。猫の血液型は地域によっても差がみられます。北米や南米ではA型が圧倒的に多く、欧州(主にイングランド)やオーストラリア、地中海の東ではB型の猫の割合が増える傾向にあります。

多頭飼いの場合、品種や出身国によって血液型が異なる可能性も

多頭飼いの場合、品種や出身国によって血液型が異なる可能性も

血液型を知っておくといざというとき役に立つ

事故などによる大ケガやガンなどの病気で手術をするときには、輸血が必要な場合もあります。違う血液を輸血されてしまうと、拒絶反応が大きくなり、重篤な症状を引き起こす可能性もあり得ます。そのため、愛猫の血液型を知っておくことはとても大切です。愛猫の血液型が分かっていれば、緊急時にも猫の血液型を特定する時間を短縮でき、結果として猫の命が助かる可能性も高まります。猫の血液型は比較的簡単に調べることができます。採血をしたのち、猫血液型判定キットを使って調べます。動物病院で検査をしてもらえることも多いので、混んでない時期や時間帯などを狙って相談してみてはいかがでしょうか。

血液型が違っても病院嫌いは同じ!

血液型が違っても病院嫌いは同じ!

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文/こしあんブルー
キャットケアスペシャリスト
キャットシッター