ねこラム

【後編】猫の誤飲はこんなに怖い!わが家で起きた事件から学んだ教訓


前回に引き続き、猫の誤飲の恐ろしさについて解説します。前編では、わが家で起きた誤飲騒動について説明しましたが、後編では誤飲が疑われる際のチェックポイントや毒性があるものを飲み込んでしまったときの注意点について説明します。

誤飲が疑われる場合のチェックポイントは3つ

猫が誤飲してしまったかもしれない場合は、「何を飲み込んだか」「いつ飲み込んだか」「体調に異変は起きているか」の3つのポイントをチェックしましょう。今回私の猫がオモチャを飲み込んだときのように、誤飲ではすぐに症状が出ない場合もあります。また、飼い主が見ていないときに飲み込んでしまっている可能性があるのも誤飲の怖いところ。日頃から、愛猫の行動パターンや食欲など、様子を気にして記録しておくと変化にも気付きやすくなり、病院での治療の手がかりにもなります。猫の様子に異変を感じたら、すぐに病院に連れて行きましょう。また、受診の前には食事を控えましょう。

毒性があるものを飲んでしまった場合の対処法

殺虫剤などの毒物、化学物質を誤飲してしまった場合には、すぐであれば催吐処置や胃洗浄が有効な場合もあります。具体的には、液体物で30分以内、固体物で1~4時間以内の処置が必要です。自ら吐き出してくれれば良いのですが、猫はむりやりに吐くことは苦手です。飼い主が無理に吐かせようとすることでかえって体調を悪化させてしまう恐れがあるほか、誤嚥による窒息の危険性も懸念されます。嘔吐させるのが困難な場合は、飲めるだけの牛乳を与えて毒物を薄めることも有効です。ただし、毒性のあるものを飲み込んでしまった場合はとにかく時間との勝負ですので、できるだけ速やかに動物病院を受診することをおすすめします。

適切な処置を行うためには、飲み込んだ毒物の種類と量の特定を正確に行う必要があるため、何を誤飲したかはっきりしている場合には、物質の容器や残量を動物に病院に持参しましょう。飲み込んだ物によってその後の対処方法が異なってきます。また、嘔吐物の持参も診断の役に立ちます。

誤飲は一瞬、後悔は一生!

わが家のケースのように、誤飲はわずか一瞬のうちに起こる可能性があります。しかし、誤飲によって愛猫を失うことになってしまえば後悔は一生続くことになるでしょう。猫に危険なものを教えることはできません。誤飲を防ぐ何よりの対策は、猫の周りに飲み込む可能性のある物を置かないことです。人間が飲む薬やサプリメントも猫にとっては非常に毒性が強い場合もあります。また、何よりも気を付けたいのが、遊んでいたオモチャの放置です。遊んでいたときの興奮さめやらぬまま、誤飲してしまう可能性があります。オモチャを選ぶ際には、猫が誤飲しにくいサイズや形状のものを選ぶのが鉄則です。また、猫を遊ばせるときには見守り、遊び終わったオモチャは猫が開けられない鍵付きの戸棚などにしまいましょう。

かわいそうですがもうネズミは禁止!

文/こしあんブルー
キャットケアスペシャリスト
キャットシッター