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猫のご飯は決まった回数に分けて与えるのと置き餌とどちらが良い?


愛猫の健康管理において、食事は大きなウェイトを占めます。食事を与える際、人間のように決まった時間に分けて食べさせるべきか、あるいは猫がいつでも自由に食べられるようにするべきか、迷っている人もいるのではないでしょうか。今回は、定期給餌と自由採食の違いやそれぞれのメリットについて説明します。

定期給餌

定期給餌とは、猫の年齢や体重に応じて1日に必要とされる量を、決まった回数に分けて与える給餌方法です。一般家庭においては、もっとも望ましいとされている方法です。キャッテリーなどの専門的な飼育環境でも定期給餌を採用しているケースが多くあります。成猫の場合は、朝と晩の1日2回程度を、決まった時間に与えるのが理想的です。食べ残しは置き餌にせず、片付けます。飲み水は常に新鮮に保ち、数カ所に水飲み場を設置しておきます。

メリット
定期給餌のメリットは、猫の体重管理がしやすいことです。体重が増えてきた場合は与える量を減らし、逆に減少した場合は量を増やすことで、理想体重をキープしやすくなります。加えて、空腹を感じている猫に新鮮なフードを与えることができるため、比較的好き嫌いせずに与えたフードを食べてもらえる傾向にあります。

デメリット
猫の年齢や体重に応じた必要な量を正しく計算し、分けて与えるので食事の用意に多少の手間がかかります。

自由採食

自由採食は、猫がいつでも自由に好きなだけ食べることができる給餌方法で、一般的に置き餌と呼ばれます。成長期の子猫では、定期給餌と自由採食を組み合わせることもありますが、体重が安定してくる成猫の場合は、定期給餌のほうが望ましいといえます。定期給餌と同様、新鮮な飲み水を常備しておきます。

メリット
自由採食のメリットは、猫の栄養状態が1日を通じて一定に保たれることです。そのため、食事前の興奮が少なく、静かに食事をしてくれます。また、多頭飼いの場合や、飼い主が留守がちな場合は、自由採食のほうが管理は楽です。

デメリット
飼い主が猫の食べる量をコントロールしづらいため、食欲旺盛な成猫の場合は食べ過ぎてカロリー過多になってしまう可能性があります。また、多頭飼いでも、誰がどれだけ食べたかの把握は難しくなりますので、複数のうちの一匹だけに療法食を与えたい場合などでは不向きです。さらに、フードの鮮度を保ちにくいのでウェットフードには不向きであり、特に夏場には衛生面も懸念されます。

まとめ

成猫の単頭飼いの場合、おすすめは定期給餌です。猫の体重管理、健康管理がしやすく、フードの鮮度も保てます。置き餌から定期給餌に変更する場合は、急に1日2回に減らすのではなく、まずは1日3回程度から始め、猫にとってストレスにならないように段階的に切り替えていきましょう。

文/こしあんブルー
キャットケアスペシャリスト
キャットシッター