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猫のご飯はドライフードとウェットフードどちらがいいの?混ぜるのはあり?


愛猫のフードを買いにペット用品売り場に行ったら、想像以上にたくさんの商品が並んでいて悩んでしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか。愛猫の健康に直結するフード選びはとても重要です。猫のフードは大きく分けて、ドライフードとウェットフードの2種類に分けられます。今回は、それぞれのメリットとデメリットについて説明します。

ごはん、ごはん!

まずは総合栄養食を選ぶのが基本!

ドライフードかウェットフードのいずれを選択する場合でも、大事なのは愛猫の主食には「総合栄養食」を選ぶことです。キャットフードは目的に応じ、「総合栄養食」、「一般職」、「おやつ」の3種類に分類されます。「総合栄養食」は必要な栄養素を満たすもので、「一般食」は満たしません。おやつはその名の通り、もちろん主食にはなりません。「一般食」や「おやつ」は、「総合栄養食」よりも嗜好性が高く作ってあることが多く、与えることで猫の栄養が偏るだけでなく、肝心の「総合栄養食」を食べなくなってしまう恐れもあります。「一般食」や「おやつ」については将来的なこともよく考慮して判断し、与える場合も量は控えめに!

飼い主の管理が楽なのはドライフード

ドライフードのメリットは、総合栄養食が多く、保存性に優れていることです。一般的に、ドライフードは水分量が10%以下のフードのことをさし、水分が少ないので開封後もしばらくは常温での保存が可能です。置き餌にも向いており、仕事などで猫を留守番させることが多い人にはとても便利なフードだといえます。高カロリーの商品が多く、大袋で売られているものも多いので、ウェットフードと比べると経済的です。ドライフードは歯も汚れにくく、中には歯磨き代わりになるフードもあります。

ドライフードのデメリットは、水分量が少ないことです。猫にとって水分補給は栄養バランスと同じくらい重要です。ドライフードをメインで与える場合は、近くに新鮮なお水をたっぷりと用意してあげましょう。特に、一般的にシニアの仲間入りとされる7~8歳ころになると加齢と共に腎臓が弱ってきます。腎臓への負担を軽減するためには、水分をしっかりと与えることが大事になります。

フードボウルの高さも大事

水分がしっかりとれるのはウェットフード

ウェットフードのメリットは、食事だけで水分がしっかりと取れることです。普段からあまり水を飲まないという猫には、ウェットフードのほうが向いている場合もあります。また、ドライフードよりも嗜好性が高い商品が多く、缶詰やパウチなど小分けにされているものばかりなので、常に新鮮な状態で与えることができます。ドライフードと比べると匂いも強めで食いつきも良いことが多いです。さらに、ドライフードよりも消化が良く、柔らかいので歯が弱った猫でも食べられます。

ウェットフードのデメリットは、開封後の保存がきかないことです。小分けにされている商品でも、1匹の猫が1度の食事で食べきれる量ではないことがほとんどです。残ったフードは冷蔵庫に入れ、できるだけ早いうちに使いきる必要があります。水分が多い分、細菌も繁殖しやすいので夏場の置き餌などにも不向きです。また、ドライフードよりもカロリーが低い商品が多いので、1日に必要とするカロリーをウェットフードだけでまかなおうとすると、高くついてしまう場合もあります。さらに、ドライフードよりも歯が汚れやすいので、食事後の歯磨きもより入念に行う必要があります。

わが家では主食はドライフードにしておやつがわりにウェットを

ドライフードとウェットフードにはそれぞれの特徴がありますので、飼い主のライフスタイルや猫の好みに合わせて選んでみましょう。わが家では、主食はドライフードにしておやつがわりにウェットを与えています。水分摂取量も増え、おやつをあげる量も減らせるので一石二鳥です。

フードを混ぜて与えるのはやめよう

最後に、複数のフードを混ぜて与えるのはおすすめできません。栄養のバランスが崩れたり、せっかくのフードの効果が薄れたりします。また、胃腸の調子が悪くなったときにどのフードに原因があるのか特定が難しくなります。フードを切り替えるときには、混ぜながら与えてもかまいません。基本的には1種類に絞って与え、猫の体重やライフステージに応じて適切なフードに切り替えていきましょう。

猫の動線に合わせて水飲み場も増やそう!

文/こしあんブルー
キャットケアスペシャリスト
キャットシッター