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今の病院で本当に良い?動物病院選びに大切な8つのポイントを紹介!


生まれたときから猫が傍らにいる生活を送ってきました。延べ10回以上の引っ越しも経験してきたので、お世話になった獣医さんも多くいます。今回はその経験を生かし、大事な家族である愛猫のための動物病院選びのポイントを紹介します。

動物病院選びは飼い主の大事な仕事

生涯一度も病気やけがをしない猫はいません。また、室内飼いでも、定期的なワクチン接種は必要です。そんなとき、お世話になるのが動物病院。かつてと比べると動物病院の数も増えており、その分、何を基準に選んだら良いのか悩んでしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。人間と違って動物は喋れません。また、特に猫は我慢強い生き物です。そのため、たとえ診断に誤りがあっても分かりにくく、知らないうちにどんどん状況が悪化してしまい、最悪の場合、手遅れになってしまうことも。動物病院選びは飼い主の大事な仕事です。飼い主の都合で決めるのではなく、愛猫の立場に立って慎重に選びましょう。

動物病院選びのポイントとは?

ここからは、愛猫のための動物病院選びのポイントについて説明します。新しく動物病院を探す場合には、次の8つのポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。

1.動物の負荷を考えた治療をしてくれる
動物のデリケートな心や小さな体への負担を考慮した治療をしてくれることはとても大事です。たとえば、ワクチンは本当に7種も必要なのか、この薬は本当に毎日飲ませないといけないのか、飼い主として半信半疑でも、獣医の判断には反論しづらいものですよね。また、初日から押さえつけられて採血やエコー検査をされるのは猫にとって苦痛でしょう。肝心の猫が動物病院を嫌いになってしまうと、その後の通院も難しくなります。できるだけ動物に負担がかからないように配慮しつつ、長期的な視点で最適な治療法を考えてくれる動物病院を選びましょう。

嫌ニャー、絶対行かないニャー!

2.飼い主と協力していく姿勢がある
猫と日々暮らしていくのは飼い主です。大事な愛猫が今どのような健康状態にあり、なぜその治療が必要なのかをしっかりと説明してくれる獣医師を選びましょう。いくら獣医師が優秀でも、獣医師と患者、そして飼い主が三位一体になっていなければ、治療はなかなかうまくいきません。特に、難易度の高い治療ほどその傾向にあります。

3.知識だけでなく現場経験が豊富である。
動物の病気は人間よりも診断が困難です。動物は話せませんし、診察のときに暴れてしまうこともあります。同じような症状に見えても全然違う病気というケースも少なくなく、決めつけではなくさまざまな可能性を踏まえたうえで、判断してくれる先生を選ぶことは大事です。教科書的な知識だけでなく、現場経験が豊富で診察室や手術室で生かせる知識を持つ先生を選ぶことで、助かる命もあります。さらに、獣医師自身も猫を飼っていたり、猫の患者が多い病院を選んだりするほうが良いでしょう。

4.遠すぎない
適切な距離にある病院を選ぶことも大事です。家から近ければ良いというものではありません。飼い主都合からすると、近くて行きやすい病院は楽ですが、肝心の獣医師の腕が良くなくては意味がありません。たとえ立地が悪くても、腕が良く熱心な獣医師がいる病院を選ぶべきでしょう。ただし、あまり遠すぎると緊急時に手遅れになってしまう可能性があります。目安としては遠くても車で30分以内の場所にかかりつけ医を探しておきましょう。

5.待ち時間が長すぎない
待ち時間が長すぎると、それだけ愛猫に負担がかかります。しかし、いつ行っても誰も待っていない動物病院には、それなりの理由がある場合があります。人気のある動物病院の場合、30分~1時間程度の待ち時間が一般的です。待ち時間が長いというのは、それだけ患者一人ひとりの診察が丁寧であるともいえます。待ち時間は長くても、予約制度を取り入れている、ワクチンを打っていない場合は感染防止のために待合室ではなく車で待たせてくれるなど、良心的な病院もあります。

6.スタッフが親切
獣医師以外の、スタッフが親切であることも大事です。診察時の体重測定や体温測定、点滴程度の治療や電話の応対では、スタッフにお世話になるほうが多いかもしれません。患者に愛情を持ち、飼い主に日々の健康状態や食欲などをきちんと確認してくれる親切でやる気のあるスタッフがいる病院を選びましょう。

7.最新の治療や設備も導入している
内科と外科の両方について、高いレベルで診察できる設備を保有、維持していることも肝心です。加えて、必要に応じて最新の治療を取り入れたり、県内外の動物病院とも連携を取り入れたりしながら、レベルアップに励んでいる病院を選ぶことも大事です。

8.増患優先ではない
動物病院を経営していく以上、もちろん患者の数も大事でしょう。しかし、開業したてでもないのにやたらと広告を出したり、待合室を豪華にしたりして、増患に注力している病院は注意が必要かもしれません。なぜならば、腕が良く信頼できる獣医師のところには、口コミなどを通じて自然と患者が集まってくるものだからです。増患優先の場合は、標準よりも治療費が高かったり、不必要な治療を進められたりする可能性もゼロではありません。

動物愛の強い獣医師を選ぼう!

8つのポイントを紹介しましたが、共通する大事な要素は、「動物愛の強さ」です。なによりも動物の命を大事に思い、守ってくれる病院を選ぶことが重要です。かかりつけ医を変えることは飼い主にとってハードルが高いものです。しかし、「今のところで本当に良いのか」と悩む場合は、思い切って新しい病院を訪れてみることも必要ではないでしょうか。紹介したポイント以外にも、「衛生的である」、「会計が明朗」など、チェックポイントは多々ありますが、何よりも愛猫を中心に考えることをおすすめします。

病院に連れていかれそう!
目を合わせないように・・・




文/こしあんブルー
キャットケアスペシャリスト
キャットシッター