ねこラム

香箱座りは猫がリラックスしている証拠!下手な猫もいる?


気づくと、飼い猫が前足をきれいに胸の内側に収めて座っているときがありますよね?このように少し背を丸めて前足と後ろ足をたたんで座っている猫の姿を、お香を仕舞うのに使われていた箱と形がよく似ていることから「香箱(こうばこ)座り」と呼びます。ちなみに、海外では細長い角食パンに似ているという比喩を込めて「catloaf」と呼ぶそうです。今回は、猫がなぜ「香箱座り」ができるのか、またそのようにして座っているときの猫の感情を分析してみます

猫の前足は人間と比べて自由自在!

人間の肩甲骨と胸骨は、細長い鎖骨によって連結されています。これに対し、猫の鎖骨はその痕跡があるのみで、肩甲骨と胸骨に付着せずに浮いた状態となっており、肩甲骨と胸骨は、強力でしなやかな筋肉によって補強されています。そのため、猫の前足は人間の腕に比べるとずっとフレキシブルに、「上下、左右」へと動かせるのです。ちなみに、猫が頭部の幅に近い狭い場所を悠々と通り抜けられるのも、この自由に動く鎖骨のおかげです。

こんなに長い前足も!

こんなに長い前足も!

きれいに仕舞われています。

きれいに仕舞われています。

最大の武器である前足を隠しているのは、リラックスしている証拠!

猫にとって、爪は獲物を襲うときに高い攻撃力を発揮する武器であり、いざというときに高所に逃げるための道具でもあります。そんな大事な爪の生えている前足を隠しているのは、飼い主さんを信頼してリラックスしている証拠です。さらに耳を前に向けて目を閉じている状態は、まさにリラックスの極みだといえます。

少しだけ隠しきれてないバージョン

少しだけ隠しきれてないバージョン

香箱座りが苦手な猫もいる?

人間でも、正座やあぐらが苦手な人がいるように、香箱座りが下手な猫もいます。一般的に、太っている猫は苦手のようです。また、純血種でもスコティッシュフォールドは関節に痛みを感じることがあり、香箱座りの姿勢をとることが少ないといわれています。

前足とお肉がはみ出ています

前足とお肉がはみ出ています

ちなみに、わが家で飼っている猫にも、何歳になっても香箱座りが下手な子がおり、前足が見えているのはもちろん、爪も出ていることがあります。香箱座りといっても、それぞれの猫で個性がわかりますね。

なんの悪びれもない表情!

なんの悪びれもない表情!

むしろ得意げ?

むしろ得意げ?

下から見ると面白い?

ちなみに、この香箱すわり、ガラステーブルの下から見ると猫がどのように前足と後ろ足を仕舞っているかがよくわかります。「猫」「香箱座り」「下から」というキーワードで検索すると、面白い画像がたくさん出てきます。ぜひ調べてみてはいかがでしょうか?

 

文/こしあんブルー
キャットケアスペシャリスト
キャットシッター