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猫にチョコレートを食べさせてはダメ!その理由とは?


もうすぐバレンタインですね!バレンタインといえばチョコレート。専門店をはじめデパートの特設会場など、街中がこれだけチョコレートで溢れる時期はほかにはないでしょう。板チョコを買ってきて、自分でオリジナルのチョコレートに挑戦するという人もいるかもしれませんね。ただし、気を付けたいのが猫にとってチョコレートは「毒」であるということです。人間には甘くて美味しいチョコレートですが、猫が食べてしまうと、最悪死に至ることもあるのです。

猫にチョコレートをあげると危険!?

危険な食材の中でも、チョコレートは危険度大!

猫にとって危険な食材はたくさんあります。チョコレートは、その中でも特に危険だとされる玉ねぎやニラなどと並んで、危険度大の食材です。万が一、猫がチョコレートを食べてしまうと、カカオの主成分である「テオブロミン」による中毒で、下痢や嘔吐の症状が現れます。重症になると、異常興奮、震え、発熱、不整脈、痙攣、失禁といった症状を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあるのです。

チョコレートをあげると最悪死に至る…

どのくらい食べると危険?

一般的に体重1kgあたり90〜100mgのテオブロミンを摂取するといわれており、下痢や嘔吐などの中毒症状が出ます。体重などによっても異なりますが、致死量は250〜500mgほどです。たとえば、市販されているミルクチョコレートの板チョコをすべて食べてしまった場合がこの量に該当します。猫の場合、板チョコをすべて食べきるという状況は想像しにくいですが、湯せんにかけて溶かした状態ではかなりの量を舐めてしまう可能性もあります。また、ビターチョコレートではミルクチョコレートと比べると、テオブロミンの量は3倍近くにもなるのです。

テオブロミンの含有量目安
●ミルクチョコレート(板チョコ):1枚あたり約150〜180mg
●ビターチョコレート(板チョコ):1枚あたり約450〜600mg

中毒の処置

食べたものを嘔吐させるには、液体物で30分以内、固形物で1~4時間以内の処置が必要といわれます。ただし、飼い主などが無理に行うと、誤嚥による窒息の危険性を招くなどかえって状況を悪化させる恐れがあります。チョコレートなど中毒性の高いものを食べてしまった場合は、速やかに動物病院に行きましょう。

猫が触らない、とどかない場所に置く

お菓子作りをしていると、気づくと作業に没頭してしまっていることもありますよね。テーブルの上など、猫が近寄れるところにチョコレートをうっかり放置しないようにしましょう。述べたようにチョコレートは毒性が強く、たとえ少量でも猫の口には入れないほうがいいものです。猫が触らない、届かない場所に片づけておくことが大事です。アイスクリームやクッキーなどにもチョコレートが使われています。普段から、チョコレートがたっぷりとついた包装紙などを放置せずにすぐに片づける癖をつけておくと安心です。

猫の半分は好奇心でできています。注意を!

猫の半分は好奇心でできています。注意を!

そのほか、身近にある危険なもの

コーヒーに含まれる「カフェイン」も危険です。猫が飲むと、呼吸の乱れ、震えなどの症状が起きる場合があります。食品以外でも、危険なものはたくさんあります。まずは花の「ゆり」です。花束になどに含まれていることもあるゆりには強い毒性があり、猫が食べてしまうと腎臓に障害を与えるほか、少量でも死に直結する可能性があります。代表的なゆりだけでなく、猫にとって多くの花が有毒です。職場や友人などから花束をもらったときには、十分注意しましょう。また、人間の「頭痛薬」に含まれる「アセトアミノフェン」は、猫の貧血を引き起こします。貧血が進むと呼吸困難になるリスクもありますので、必ず猫が触らないところに置いておきましょう。

危険なものは隠しておいて!

危険なものは隠しておいて!

参考記事

ペトこと|【獣医師監修】猫もチョコレートを食べたらダメ! 症状や致死量、応急処置を解説
 

文/こしあんブルー
キャットケアスペシャリスト
キャットシッター