ねこラム

冬は膀胱炎に注意!トイレの回数や尿の量は毎日チェック!


猫がかかりやすいのが泌尿器系の病気です。特に、膀胱炎は若い猫もなりやすく、冬に起こりやすいのが特徴です。若い猫の場合、ストレスが引き金になって膀胱炎になることがあります。ストレスの原因は、環境の変化、トイレが気に入らないなどさまざまですが、冬の寒さがストレスになっていることも。猫の場合、膀胱炎は軽視できない病気です。このコラムでは、愛猫をできるだけ膀胱炎から遠ざけたいと考えている人に向けて、膀胱炎かどうかをチェックするポイントや、予防策について解説します。

膀胱炎は、一度かかると厄介です

膀胱炎は、一度かかると厄介です

猫の1日の尿量はどのくらい?

一般的に、猫の1日の排尿量は体重1kgあたりで22~30mlほどです。たとえば、体重が4kgの猫では、88~120mlくらいになります。現実的に計測するのは難しいですが、愛猫の体重から1日の尿量を計算しておきましょう。猫砂のトイレを使っている場合は尿の塊の大きさが、ペットシーツの場合は尿の広がり方も目安になります。

飼い主がチェックしたいポイント

膀胱炎になると、普段とは違う変化が現れます。注意したいポイントは次の5つです。

・1日にトイレに行く回数
・尿の量
・尿の色
・トイレ以外の場所で用を足していないか
・尿が出にくいのか、それとも便秘なのか

トイレを使う回数が減った場合には、どこか別の場所で用を足している可能性もあります。猫が好んでトイレをしやすいのは、ふかふかの羽毛布団、ビーズクッションなどです。トイレをしている痕跡がないかチェックしましょう。トイレに行く回数がいつもより増えて1回の尿量が少ない場合には、膀胱炎の疑いがあります。猫の場合は、膀胱炎を放置しておくことで重症化してしまい、尿石症や尿道閉塞などになってしまうことも。命にかかわる病気につながる恐れもありますので、軽視せずにできるだけ早めに治療しましょう。

こんな症状は危険信号!

・尿の色がいつもと違う
・トイレに行くのに、尿が出ていない

目でもわかるくらいに赤い尿が出ている場合は、腎臓や膀胱などで出血している可能性が考えられます。尿石症や腫瘍、突発性など原因もさまざまですので、すぐに病院に連れていきましょう。採尿できる場合は、採尿した時間をメモしたうえで、持参しましょう。1日以上尿が出ない状態は大変危険です。尿道閉塞など緊急事態が考えられます。命に関わることもあるので、直ちに病院へ急ぎましょう。

予防のためのトイレケア

猫の場合、一度膀胱炎にかかると完治が難しい場合があります。尿検査だけでなく、超音波検査やレントゲン検査などが必要になってくることもあり、猫にも負担がかかります。猫がトイレを我慢しなくて済むようなトイレ環境にしてあげましょう。できる限り、膀胱炎を防ぐためには、以下の点を意識することが大事です。

・こまめに砂の取り換えや掃除をする
・風通しがよく、冬には暖かい場所を選ぶ
・猫の食事スペースからは、一定の距離を置く
・近くに洗濯機など音の出るものや掃除機など怖がるものを置かない
・ビーズクッションなど、トイレをしたくなるものを室内に置かない

トイレはこまめに丸洗いして乾燥!

トイレはこまめに丸洗いして乾燥!

怖がるものは、できるだけトイレの遠くへ

怖がるものは、できるだけトイレの遠くへ

間取りによっては、上記のすべてを満たすことが難しい場合もありますよね。冬の場合は、できるだけ暖かい場所にトイレを置いてあげることを優先しましょう。適度な運動も、飲水量を増やして排尿を促すのに効果的です。

 

文/こしあんブルー
キャットケアスペシャリスト
キャットシッター