ねこラム

猫は冬に甘えん坊になる?猫を寒さから守るために、知っておきたい5つのこと!


冬になると、飼い猫がいつもより甘えん坊になるということはありませんか?たとえば、ソファに座っているときに膝の上に乗ってきたり、布団の中に入ってきたり。猫のほうから積極的にスキンシップを求めてくるのは、飼い主さんとしても嬉しいですよね。しかし、普段はそんなことをしない猫であれば、もしかすると寒いと感じている可能性もあります。このコラムでは、猫が寒さに弱い理由や、猫のための室内環境の整え方について紹介します。

猫は寒暖差に弱い生き物!

猫は寒暖差に弱い生き物です。四季のある日本では、ここ1年を通じて寒暖の差が大きく、特にここ数年においては夏の暑さや冬の寒さは過酷です。もともと砂漠出身の猫は、特に寒さを苦手としています。また、猫の体温は38~39度と人間よりも2~3度も高く、その分人間よりも寒さを感じやすくなっています。

寒さによるストレスで病気になることも!

寒さによるストレスが引き金となって、病気になる場合もあります。もっとも多いのが、膀胱炎です。鼻水やくしゃみが出たり、下痢になったりすることもあります。また、寒くなってくると皮膚炎になる猫もいます。症状の現れ方は猫によってさまざまです。少し体調が悪そうだと感じたり、異変が見られたりした場合は、かかりつけ医に相談したうえで、診察を受けましょう。ただし、冬には院内感染の可能性も高まります。特に、長期間ワクチンを打っていないときは気を付けましょう。緊急事態を除き、病院に行く前に電話で症状を伝えて、診察を受けるべきか相談したほうがいい場合もあります。

猫にとって快適な室内温度は?

冬でも室内の温度は25~26度には保ちましょう。そして、猫ベッドの下にはホットカーペットやペットヒーターを敷いたり、湯たんぽを入れてあげたりすることをおすすめします。さらに、加湿器で室内の乾燥も防ぎましょう。洋服は猫のストレスになるので、着せないほうがいいでしょう。直接寝転がれる床暖房を喜ぶ猫は多くいます。もし、住んでいる場所に床暖房の設備があれば、試しにつけてみてはいかがでしょうか。

床暖房にとろける猫たちの例

床暖房にとろける猫たちの例

暖房機器による低温やけどには注意!

猫が寒くないようにと、留守番の間、ヒーターやホットカーペットなどの暖房機器をつけっぱなしにするのは危険です。猫がやけどをしたり、火事が起きたりする危険もあります。ホットカーペットやペットヒーターの温度管理には、市販されている24時間タイマーが便利です。ちなみに、わが家には毛が薄い種類の猫がおり、真冬になるとプラズマテレビの上にしがみつく習慣がありました。しかし、長時間経つとプラズマテレビはかなりの熱を持ちます。そのため、腹部を軽く低温やけどしてしまいました。幸い症状は軽く、自然治癒しましたが、以来テレビの上に乗ることはやめさせています。

テレビにしがみついた結果・・

テレビにしがみついた結果・・

お腹が赤くなってしまいました!

お腹が赤くなってしまいました!

室内には、逃げ場も作ること!

室内をしっかりと暖めることも大切ですが、同時に暖房が効かない場所も作りましょう。猫が暑いと感じた時の逃げ場を作っておくことも必要です。1部屋以上ある場合は、それぞれで設定を変えておくのも手です。また、エアコンをつけて出かける場合、リモコンは猫が触れない位置に置きましょう。猫が踏んづけてしまったことで、温度などの設定が変わってしまうこともあります。真冬なのに、帰宅したら冷房になっていたということがあっては大変です。

猫は人間よりも少し寒がりだということを念頭に置いたうえで、大事な愛猫が寒さで体調を崩さないように、真冬にはしっかりと対策を行ってくださいね。

 

参考文献
「0才から2才のネコの育て方」高橋書店
「かわいい猫の飼い方、しつけ方」ナツメ社

 

文/こしあんブルー
キャットケアスペシャリスト
キャットシッター