ねこラム

わが家の引っ越し~臆病な猫の場合~


このたび、9年間住んだ家を引っ越しました。新居はわりと近くだったのですが、それでも家移りは大仕事。何よりも2匹の臆病な猫たちのことが心配でした。今回は猫を連れての引っ越しでの対策例をご紹介します♬

猫は家につく?

個人的な経験をさかのぼると今から約25年前。
当時飼っていた4歳の猫のチャイ(元野良)をつれて家族で欧州へ赴任したことがあります。
長時間のフライトも含めて相当な負荷によく耐えてくれましたが、何より一戸建で外にも自由に出られた環境から完全室内飼いのマンション生活となったことが一番のストレスのようでした。
無事に2年間の海外生活を終えて日本の家に戻り、庭の土を踏みしめて風を仰いだときのチャイの安堵と喜びに満ちた表情は忘れられません。

「犬は人につく、猫は家につく」ということわざがあります。
これは猫が定まった(気に入った)場所を自分の居場所と決める習性が強いことを強調したものだと思います。
チャイの場合は、庭や外にも自分の遊び場所や縄張りがあり、マンションへの引っ越しはそれを失うということでした。わが家の2匹の猫たちは生まれてからずっと人間との室内暮らしです。彼女たちにとって室内→室内への引っ越しは、チャイにとってのそれとは少し違ったようです。

引っ越し前夜。段ボールの塔だらけですが、まだどこか余裕があります。

引っ越し前夜。段ボールの塔だらけですが、まだどこか余裕があります。

猫グッズはそのまま同じものを使用

「猫たちへの負担を最小限に!」というのが、夫婦で掲げたミッションでした。

引っ越しの機会にボロボロになった猫グッズは一新したいという方もおられるかもしれませんが、なじんだグッズがあると猫は安心です。私もトイレやトンネルなどのオモチャ、食事の容器などの日用品は引っ越し荷物には入れず、すぐに使えるように手荷物として持ち込みました。

トイレは引っ越しの2日前に砂を全部替えて少し使用した状態のものを持ち込みました。
引っ越し業者が出入りしている数時間は猫たちは大きめのケージの中に入れ、一緒に匂いのついたキャリーバッグ、毛布、オモチャなども置いて少しでも安心できるようにしました。

広めのキャリーを用意

広めのキャリーを用意

新居の片づけはスピーディに!

できる限りのケアはしたものの、やはり見慣れぬ新居に段ボールがひしめいている状態に猫たちは落ち着かない様子でした。
トイレも食事も一切せず、眠ることもなく夜通し家中を探索していました。ここが安全な場所なのか確信が持てなかったのでしょう。

しかし、翌日午前中に開梱がすべて済み、室内がスッキリと片付くと、「あ、ここは家なんだ!」と認識してくれ、途端に機嫌がよくなりトイレをしてご飯も食べ始めました。
予想よりも早くその日の夕方にはすっかり寛ぎモードになり、私も胸をなで下ろしました。
可能であれば、開梱も含まれた引っ越しサービスを利用するもの良いと思います。

新居で安心してくつろいでいる猫たち

大好きなキャットタワーと再会♪

大好きなキャットタワーと再会♪

 

文/こしあんブルー