ねこラム

わが家の爪とぎ対策 ~猫の習性や好みを理解して、効果的な対策を~


 

猫と暮らすうえで、悩みの種のひとつが「爪とぎ」です。

猫にとって爪とぎとは?

いきなり「情熱大陸」のような質問ですが(笑)、猫が生後数週間ころから始める爪とぎにはきちんと理由があります。

本来猫にとって爪は、獲物を襲い敵と戦うための武器であり、木登りなど高いところに上がる際の道具です。この武器や道具を鋭く保つために、日々せっせと爪をとぎます。爪とぎは猫の本能的な行動でやめさせることは困難です。

ほかには、自分のにおいを残すことでの縄張り主張、飼い主に構ってほしいときなどの自己アピール、ストレス解消といった目的もあります。

猫の好みに合った爪とぎを用意 ~しつけやすい猫さんの場合~

わが家には二匹の猫がいます。年長の猫の場合、しつけは割と簡単でした。

実家の猫が愛用していた段ボール製の爪とぎには目もくれず、布製のソファでばかり爪をといでいたので、似た質感の布が巻かれた爪とぎを用意すると、早速上にまたがり喜々として爪をとぎはじめました。大柄な猫なので、激しく爪をといでも動いたりしない重量のある物を選んだのも良かったようです。

ソファで爪とぎをしてしまった際は、ホームセンターなどで売られている猫用のひっかき防止スプレー(食品成分100%で、万が一猫がなめても安心なもの)をソファに吹きかけるようにしました。すると、スプレー缶を出すだけでやめるようになりました。

今では、数か所に用意した爪とぎでしか爪をとぎません。

我が家で愛用している布製の爪とぎ

我が家で愛用している布製の爪とぎ

立てかけて、トレーニング!

立てかけて、トレーニング!

爪とぎさせたくない場所をカバー。思いきって撤去も ~しつけが難しい猫さんの場合~

逆に、年若の子のしつけは困難でした。

同様に布製のものが好みで、用意した爪とぎ場所でもとぎますが、どうしても布製ソファでの爪とぎが直りませんでした。

こういうとき、頭ごなしに猫を叱らないであげてください。行為のあとで叩いたりするのもいけません。

犬と異なり、猫は人間に従属する生き物ではありません。理由もわからずに叩かれたりすると猫には大きなトラウマとなり、飼い主との信頼関係にヒビが入ってしまうかもしれません。

この場合は、飼い主のほうで再発防止のための工夫をするほうが有効です。大事な家具や壁などは透明のビニールシートなどでカバーをしましょう。

わが家の場合は、布製のソファがボロボロになってしまったこともあり、思いきってツルツルとした手触りの合皮のソファに変えました。すると、ソファでの爪とぎはピタリとやみました。

家庭での猫の爪とぎしつけは、猫の習性や好みを理解して、根気強く行いましょう。
爪切りは子猫のときから習慣づけてください(*’▽’)

脇息としても使えます(笑)

脇息としても使えます(笑)

 

参考文献
「0才から2才のネコの育て方」高橋書店
「かわいい猫の飼い方・しつけ方」ナツメ社

文/こしあんブルー