ねこラム

猫にワクチンは必要?


 

先日、我が家の猫へワクチン接種のハガキが届きました。
年に1度のワクチンですが、病院嫌いの猫に注射をしてもらうのは容易ではありません。キャリーの中では暴れ、毎度爪が取れて出血をしたり、大量の抜け毛がでたり・・・。
完全室内飼いだしこんなにストレスを感じるくらいなら、わざわざワクチン接種をしなくてもいいのでは?という思いがでてきました。

そもそもワクチンで予防できる病気ってどんなもの?

見つめる猫

 

ワクチン接種することで猫の病気を予防することが出来ますが、実際にどんな病気から猫を守ることができるのでしょうか。

 

・ウイルス性鼻気管炎
くしゃみや鼻水、発熱などの風邪に似た症状がでます。他にも結膜炎や角膜炎等の症状も。重症になると死に至ることもあります。

 

・カリシウイルス感染症
ウイルス性鼻気管炎と同じく風邪に似た症状がでるほか、口の中に潰瘍や水泡ができ、まれに急性結膜炎や鼻水、発熱などがみられます。関節と筋肉が痛み、歩くのが困難になる猫もいます。特に子猫は他の病気との合併により死に至るケースもあります。

 

・白血病ウイルス感染症
感染初期に発熱や食欲の低下、元気がないなどの症状がでます。
その後、数ヶ月~数年を経て発病し、著しい免疫力の低下、貧血、白血病、腫瘍などの症状が現れます。感染した猫のおよそ3分の1がそのまま持続感染となり、3年以内に80%が死亡する場合が多く、特に子猫は発症しやすく死亡率も高くなっています。

 

・クラミジア感染症
目やにを伴う結膜炎、くしゃみ、鼻水、肺炎などの症状がでます。まれに人間にも移ることがあります。子猫などが感染した場合、命にかかわることもあります。

 

・汎白血球減少症
発熱、嘔吐、下痢の症状の他、食欲や元気がなくなり、体力のない子猫の場合、たった一日で死に至ることもあります。ワクチン接種をしていない免疫のない猫はほぼ100%感染すると言われています。

 

・免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)
感染初期は無症状であることが多く、感染に気付きにくいのが特徴です。感染後は徐々に免疫機能が低下し、口内炎や歯肉炎などの症状が現れ、比較的軽い病気なども治りにくくなります。末期になると体重減少、貧血などが現れ、多くの場合数ヶ月で死に至ります。

完全室内外でもワクチンは必要?

くるまる猫

 

上記の病気はグルーミングや喧嘩などによって感染することが多いとされているため、他の猫と接触をしない家猫はワクチンの必要がないのでは?と思う方も多くいるようです。
我が家でもここ数年でこの考えがでてきました。

年に1回のワクチンで費用は5千円しないくらいですが、猫にとってのストレスが大きいため、今回のワクチン接種の際に主治医にこのことを相談してみました。
先生の話によると、子猫は免疫が弱いためワクチン接種は必ず行ってほしいが、成猫で完全室内飼いだと2年に1回のペースで受けている人もいるとのことでした。ただ、室内飼いだからといって感染する可能性は0ではなく、換気や飼い主などから移ることもあるので、何かあった時のために受けておくことをお勧めしますと話されました。

上記のような死に至る病気から猫を守るため、何かあった時に後悔しないためにもワクチン接種は必要なことだと思います。ただ、飼い猫の性格や普段の体調などを見て、飼い主の方がうまく調整してあげるのも悪いことではないかなと感じました。
もしワクチン接種で迷っていること困っていることがあれば、ぜひ一度主治医に相談してみてくださいね!

参考文献:「はじめてのネコ 飼い方・しつけ方/日本文芸社」

 

文/うめぼし